結膜フリクテン
結膜フリクテン(フリクテン性結膜炎)の症状・原因の説明です。
当院で点眼での治療を行ないます。
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結膜フリクテンとは
結膜フリクテンは、角膜の近くの白く見える結膜に小さな水泡ができ、その周辺が充血する病気です。
軽い場合には、コロついて涙がでる程度ですが、強い場合には痛みもでてきます。
主な原因
一種のアレルギーです。その原因は、昔は結核菌が多かったのですが、現在ではブドウ球菌や真菌(カビ)に対するアレルギーといわれています。
主な症状
角膜(黒眼)に接する結膜が部分的に充血し、異物感を伴います。多くは角膜の右端か左端の結膜に起こります。数日すると充血の中心が隆起します。自然に治っても再発することが多くみられます。
白目にある場合は症状も強くありませんが、黒目にできると異物感・なみだなどの症状が強くなります。
主な治療方法
治療はステロイド薬の点眼を行います。ほとんどはそれで良くなってしまうのですが、まれに黒目にできたものが重症化することもあるため、しっかり治すことが必要です。
重症な場合には免疫抑制剤の点眼などが必要になることもあります。
この病気は、何度も再発を繰り返す事があります。その場合は、症状が現れている時にのみ点眼薬を使用し、症状が出ていない時には薬を中止するようにして下さい。
抗炎症薬(ステロイド薬)
※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。
製品名 | 説明 |
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![]() フルメトロン |
合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用をもち、目のいろいろな炎症を抑えます。通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの目の炎症の治療に用います。 |
![]() リンデロン |
合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、炎症による目、耳、鼻のかゆみ、赤み、はれなどの症状を改善します。通常、眼科領域では眼瞼炎、結膜炎などの炎症性疾患、耳鼻科領域では外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎などの炎症性・アレルギー性疾患の治療に用いられます。 |
上記は一般的な説明です。
症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
視覚障害者認定医
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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