巨大乳頭結膜炎
主にコンタクトレンズ装用者によって引き起こされる、増殖性変化を伴う結膜炎です。
上まぶたの裏(結膜)に「乳頭」というぶつぶつができてしまう症状です。
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原因
- コンタクトレンズを長期間装用している。
- コンタクトレンズのケアをしていない。
- コンタクトレンズが汚れている。
※術後縫合糸や異物、義眼によっても引き起こされます。
そのほかには、コンタクトレンズの装用も悪化要因といわれています。
自覚症状
異物感(ゴロゴロした感じ)・かゆみ・メヤニ
コンタクトレンズがずれる・コンタクトレンズが汚れやすい
治療
大事なのは、コンタクトレンズを正しく使用し、ケアをしっかりと行うことです。症状が強ければ、装用を中止していただく場合もあります。 長く使えるタイプや2週間のレンズを使用している方は、1日タイプにすることで治りやすくなります。
目薬は、抗アレルギー点眼薬を使用します。
抗アレルギー薬ヒスタミンH1拮抗点眼薬
※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。
製品名 | 説明 |
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![]() パタノール |
選択的ヒスタミンH1受容体拮抗剤であり、アレルギー症状の原因物質(ヒスタミンなど)の産生や放出を抑えて、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用を示し、アレルギー症状を消失もしくは和らげます。通常、アレルギー性結膜炎の治療に用いられます。 |
![]() リボスチン |
ヒスタミンと受容体との結合を阻害し、かゆみや充血などのアレルギー症状を抑えます。通常、アレルギー性結膜炎の治療に用いられます。 |
![]() ザジテン |
抗アレルギー薬が配合される目薬です。アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどの体内物質の働きをおさえる作用があります。そして、アレルギーによる目のかゆみ、充血、涙目などの症状を予防し軽くします。花粉症にもよく使われます。 |
抗アレルギー薬 メディエーター遊離抑制
製品名 | 説明 |
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![]() リザベン |
抗原刺激による肥満細胞などからのケミカルメディエーターの遊離を抑えて、抗アレルギー作用を示し、目のかゆみ、目やに、充血、まぶたのはれ、ごろごろするなどの症状をやわらげます。通常、アレルギー性結膜炎の治療に用いられます。 |
![]() アレギサール |
ヒスタミンなどの遊離を抑制することにより、かゆみや充血などのアレルギー症状を抑えます。通常、アレルギー性結膜炎や春季カタルの治療に用います。 |
上記は一般的な説明です。
症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
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院長: 堀 好子
(日本眼科学会認定 眼科専門医 医学博士)所属学会:日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本角膜学会、 日本眼科手術学会、日本眼内レンズ屈折手術学会
視覚障害者認定医
経歴 昭和61年 岩手医科医学部 卒
平成2年 岩手医科大学大学院 卒平成3年 岩手県立大船渡病院 眼科医長
平成5年 岩手医科大学眼科助手
平成5年 ハーバード大学スケペンス眼研究所勤務
平成9年1月 東京歯科大学眼科勤務
平成9年6月 南青山アイクリニック勤務
平成20年 東京歯科大学市川総合病院勤務平成22年4月~ 池袋サンシャイン通り眼科診療所 管理医師就任
主な論文 The three-dimensional organization of collagen fibrils in the human cornea and sclera.(旧姓Komai)
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