瞼裂斑炎(けんれつはんえん)
※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※

瞼裂斑炎(またはフリクテン性結膜炎)の症状・原因の説明です。新宿東口眼科医院では主に目薬にて治療を行っております。
瞼裂斑炎とは
白目部分は球結膜という粘膜で覆われており、目を開いた時一番先に外気に触れるのは黒目と その真横の球結膜です。長年のまばたきによって瞼の裏の刺激の蓄積で球結膜の皮の細胞が増殖し盛り上がり、茶色や黄色みがかります。その盛り上がった部分を瞼裂斑といいます。その部分に炎症が起こることを瞼裂斑炎といいます。

写真中央やや右寄りの盛り上がった部分です。
主な原因
原因は外界からの紫外線によるもの、涙液不足による乾燥によるもの、ハードコンタクトレンズによる 物理的な刺激によるものなどが考えられます。 乾燥や埃っぽい環境での慢性的な刺激が原因になり得ると考えられています。
ハードコンタクトレンズが原因の場合はサイズ(直径)を小さくして突起部分にふれないようにします。ソフトコンタクトレンズにすると症状が軽減される場合もあります。特にコンタクトレンズ装用者は、人工涙液を処方し、乾燥を防ぐ場合が多いです。
主な自覚症状
瞼裂斑の部分が充血して赤くなる、疼痛などの軽い違和感と少量の目やにがでる事があります。
治療法
主に瞼裂斑炎の治療には、ステロイド剤や非ステロイド性消炎剤の点眼が用いられます。治療には抗菌薬として
クラビット点眼液、
タリビット点眼液・
眼軟膏や、抗炎症薬として
フルメトロン点眼液が用いられる事が多いです。
対策としては紫外線が影響していると言われています。紫外線カットの眼鏡や、帽子の着用をお勧めします。
※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
この病気に対して処方している薬を表示しています。
分類 |
薬剤名 |
説明 |
抗菌薬 |

クラビット |
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。
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タリビッド(点眼液) |
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。 |

タリビッド(眼軟膏) |
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。
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副腎皮質ホルモン
(ステロイド)点眼薬 |

フルメトロン |
合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用をもち、目のいろいろな炎症を抑えます。通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの目の炎症の治療に用います。 |
関連疾患
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
院長新川 恭浩(日本眼科学会認定 眼科専門医)
所属学会
日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
資格
PDT講習会受講終了認定医
経歴
平成13年 熊本大学医学部卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~新宿東口眼科医院 勤務
平成27年9月 新宿東口眼科医院 院長 就任
視能訓練士(常勤3名/非常勤2名)、看護師(常勤1名/非常勤3名)
診療時間
新宿東口眼科医院は、年末年始を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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月~金 |
土 |
日・祝 |
11:30-13:45 |
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15:00-19:30 |
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▲=11:00-13:45/■=13:45-19:00
●=11:00-18:00(昼休みなし)
午前中の受付は診察開始10分前から行っております。
アクセス
住所 |
東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階 |
最寄り駅 |
JR新宿駅東口 徒歩1分
丸の内線新宿駅B11出口 |
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ビル入口は休日(土曜、日曜、祝日)でも開いています。
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エレベータで9Fまでお越しください。 |
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